おはようございます。こんにちは。こんばんは。サービスメカニックの大室です。
12月に入り気温もどんどん下がっていき、吐く息も白くなってまいりました。
さらに乾燥もしているせいか風邪やインフルエンザ、ノロウイルスも流行ってきましたので手洗いうがいは欠かさず行いましょう。
自分としましては、今まで一度もインフルエンザにかかったことがないので今シーズンも大丈夫だろうと思い込んでおりますが、いつインフルエンザになるかとひやひやしながら毎日を過ごしております。(もちろん予防接種、手洗いうがい、マスクの着用は欠かさずしております)
さて、今回はタイヤワックスのお話をしたいと思います。
タイヤワックスと言えば・・・・
タイヤを艶やかにして綺麗に見せたり、泥や水、紫外線からタイヤを守る役割をしています。が、
物や使い方によってはタイヤの寿命を短くしてしまう恐れがあることをご存知でしょうか??
洗車をするたびに毎回油性のタイヤワックスを艶々になるまで塗っている方はご注意下さい。
油性のタイヤワックスを頻繁に使用し続けますとタイヤの劣化を早め、タイヤのひび割れを起こす原因になります。
参考までに写真をご覧下さい。
写真1はタイヤワックスを塗り続けた面(車体外側)ですが、ご覧いただいてわかるようにひび割れが多数ございます。
そして、
写真2ですが、こちらのタイヤ面(車体内側)は消耗はあるもののひび割れはほとんどありません。
もちろん直射日光や紫外線の浴び方によって誤差はありますが、ワックスを塗った面と塗っていない面では明らかに違いがわかるかと思います。
しかし、タイヤワックスを塗り続ければどれもこの様にひび割れてしまう訳ではありません。
それは、使用するワックスの成分や使用頻度、塗り方によって大きく変わってきます。
タイヤワックスには大きく分けて水性と油性の二種類があり、どちらも長所短所がありますのしっかりと理解をしておきましょう。
水性タイプのワックスですが、
水性というだけあって水や雨などで落ちやすくなってしまいますが、タイヤを痛めることなく艶を出してくれます。
油性ほど艶やかではありませんが、タイヤの寿命を考えたら水性タイプのワックスをおすすめいたします。
また、
油性タイプのワックスですが、
油性ならではの艶、持続力があります。根気良く塗り込めば艶々になり新品のタイヤ以上に光沢が出ます。
しかし、毎回毎回塗りこんでいくと油分がタイヤに染み込み、タイヤの劣化を促進してしまいます。
もし、油性ワックスを使用するのであるならある程度の使用頻度決めて使用しましょう。
あと、注意していただきたいのは、、、、、
ワックスの塗りすぎにはご注意下さい!!!
タイヤワックスをあまり多く塗りすぎるとホイールに油分が付き、そこにブレーキダスト、ほこり、ゴミがこびり付き、さらにホイールの塗装を侵食させてホイールの色が変わってしまう恐れがございます。
さらに、
走行した際に塗りすぎたワックスがボディーに飛び散り、ボディーが汚れてしいまい余計に汚くなってしまいます。
そして怖いのが、ブレーキ廻りにワックスが付いてしまうことと、タイヤのトレッド面(道路とタイヤの接地面)にワックスを塗ってしまうことです。
ブレーキにワックスを塗布してしまいますとブレーキが利かなくなる恐れがありますので絶対にブレーキ廻りには塗らないで下さい。
また、トレッド面にワックスを塗ってしまいますと自分の靴に油を塗っている様なもので、タイヤが滑ってしまう原因になりますのでこちらも絶対に塗らないでください。
車を綺麗に保ち、メンテナンスをすることはとてもいいことですが、使用するケミカル、メンテナンス方法には十分注意をして要領を正しく守って行いましょう。
また何かわからないこと、ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。