おはようございます。こんにちは。こんばんは。サービスメカニックの大室です。
GWも終わり、さらに土日も終わってしまった今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
休日のリラックスモードから一転、仕事モードに切り替わったとたんの状態。
なんといいますか・・・
現実に戻されて、気持ちが下がり、身体がだるく、やる気がでない・・・
このモヤモヤした感覚。
これを鬱といいます。
知ってましたか?
はい。知ってます。
さて、
憂鬱になるような話はさておき。今回は以前にあったタイヤの事に関する事例を一つご紹介したいと思います。
あるお客様からタイヤに空気を入れても1日ともたず空気が抜けてタイヤがペチャンコになってしまうとの事で点検させていただきました。
釘が刺さって漏れてしまっているのならすぐに確認ができてパンク修理も簡単に出来てしまうのですが、今回は釘らしきものはまったく確認ができず・・・。
ホイールのリムとタイヤのビードの隙間からスローリーク(少しずつゆっくり漏れること)の可能性もあるため時間をかけて点検をしても空気は漏れておらず。
最悪、ホイールが歪んでしまっていたり、何かの衝撃でひび割れが起きて空気が漏れてしまっている恐れもあるので念入りにホイールをチェックしても漏れは無し。。。
タイヤに空気を入れるエアバルブのゴム部分にひび割れが無いか、また、バルブコアに緩みや異常が無いかも確認。
しかし、漏れてはいませんでした。
何処から抜けてしまっているのか疑問に思いつつ、バルブキャップを締め込み再度点検してみると・・・。
なんと言う事でしょう。
先ほど点検したエアバルブから少しずつ漏れているではないですか!
もともとバルブキャップを社外品に交換してあったためおかしいなと思い、
改めてよーく見てみるとあることに気が付きました。
社外品の物(左)と純正品の物(右)を見比べるとキャップの中の構造が違うことがお解かりいただけますでしょうか?
左の物は真ん中のゴムをただくりぬいてあるのに対して、右の物はしっかりとプラスチックで形成されております。
さてこれがどんな意味を表しているのかと言いますと。
エアバルブの真ん中に出ている物がバルブコアになるのですが、このバルブコアは押されることによって空気が出てきてしまいます。
そのためバルブキャップには締め込んだ際にバルブコアを押してしまわぬ様に作られているのですが・・・・
社外品の物は形があっておらず、逆にキャップを締め込むとバルブコアを押してしまい空気が漏れてしまっていたのです。
その後、4本全てのバルブキャップを純正品に戻すことによって症状は改善されました。
ドレスアップのためや窒素使用のため、キャップを変えたりすることもあると思います。
ですが今一度、キャップの構造良く見てご自分の車両に合う物かどうか確認をしてからご使用してください。
また、心配であるならこまめにタイヤの空気圧を点検することをお勧めいたします。