おはようございます。こんにちは。こんばんは。サービスメカニックの大室です。
12月ももうなかばで、いろいろと忙しい時期ではありますがいかがお過ごしでしょうか?
自分はそろそろ掃除&年賀状の準備をしなきゃなぁーと思いつつ何も出来ていない状態でおります。
結局いつも、30、31日に焦るパターンですね(汗)
さて、今回のブログも前回に引き続き「誰でも出来るプジョーメンテナンス術」をご紹介したいと思います。
今回のブログのテーマは「誰でも出来る冬場のワイパーの管理方法」です。
今の時期、朝も急激に気温が下がり霜が降りたり、バケツの水が凍っていたりと改めて冬を感じます。
さらにこの時期はなんと言っても車のフロントガラスも凍る時期でもあります。
わぁー、ガラスが凍って結晶になってて綺麗ね。
なんて言っていられるのは子供の時だけで、今は朝の忙しい時間にガラスの氷を溶かしてフロントガラスの視界を良くして・・・・と大忙し。
時には忙しさのあまり思わず凍ったガラスにウォッシャー液を噴きかけてワイパーでガリガリとしてしまうこともあるとか無いとか。
良くない事はわかっていてもやってしまう事ですよね。
それをやってしまうとワイパーのゴムはボロボロになってしまい、仕舞いには拭き残しを起こして雨の日に視界不良になってしまいます。
しかもボロボロになってしまったワイパーは交換をしなければなりませんので、けして安い物ではないのでお財布には厳しいですよね。
そこで今回はこんなお役立ち術を一つ。
それはずばり、凍る前にワイパーを立てろ!です。
え?いまさら?と思うかもしれませんがこれはかなり重要なことなんです。
なぜ重要かと言いますと、凍りついたフロントガラスにはワイパーのゴムの先が接触しており、共に凍ってくっついています。
この状態でワイパーを動かしたら・・・・・・・ゴムはボロボロ。
そんなことを避けるためにワイパーを立てるのです。
そしてここで。
ご存知の方もいるかと思いますが、プジョーにはワイパーのメンテナンスポジションと言うものがございます。
プジョーはボンネットの形状により、そのままワイパーを立てることが出来ない車両もございます。
そのためプジョーの車両はメンテナンスポジションがあるのです。
でもメンテナンスポジションってどうやってやるの?
はい。それは簡単です。
イグニッションを一度ONからOFFにして、ワイパーレバーをポンっと下に動かすだけです。
これでメンテナンスポジションにセットできます。
解除するにはイグニッションをONの状態にしてワイパーレバーをもう一度下に動かせば元に戻ります。
この通り、この位置にワイパーが止まります。
(今回は206ですが、307、308、407などワイパーアームの取り付けが異なるものは違う位置で止まります。)
そして、メンテナンスポジションにした後はワイパーを立てれば完了!!
(ワイパーを立てた後、ワイパーを作動させますとボンネットなどに干渉して傷をつけてしまう原因にもなるのでご注意下さい。)
フロントガラスが凍ってしまう前にささっとワイパーを立てておけば、ワイパーのゴムを痛めることはありません。
さらに、凍ったガラスにはお湯をかけて氷を溶かしてワイパーを元に戻せばOK!
どうでしょうか?
今回は簡単に出来てお勧めですのでぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
冬場のワイパーは意外と酷使されることが多いので、ゴムを痛めて寿命が短くなり、水滴の拭き残しや、作動時のビビリにも繋がってきます。
また、ほこりや砂利などがフロントガラスに付いたままワイパーを作動させるとゴムがダメになりやすいのでこちらも注意が必要です。
最後になりますが、ワイパーのビビリ、拭き残しがあまりにも酷い場合はお早目にワイパーブレードの交換をお勧めいたします。
それではまた次回。