おはようございます。こんにちは。こんばんは。サービスメカニックの大室です。
早いもので季節ももう冬でございます。
最近では日に日に寒くなり、洗車をするのが辛くなって参りました。
さらに空気も乾燥してきて風邪を引きやすい時期でもありますので体調管理には気をつけたいものですね。
さて今回のブログも前回に引き続き「誰でも出来るプジョーメンテナンス術」をご紹介したいと思います。
今回のブログのテーマはずばり!「誰でも出来るブレーキパッドの点検方法」です。
ブレーキパッドとは、車が走る、止まる、曲がるの三大要素の中で重要な「止まる」に必要なブレーキ部品のことです。
車が安全に止まるためにはディスクローターをキャリパーにセットされたブレーキパッドで挟み込むことにより、摩擦による制動力で止まれるようになっています。
ですがこの部品は摩擦よって制動力を出しているわけですから必ず磨耗してしまいます。言わば、車における消耗部品の一つになります。
消耗部品と言う事は定期的にパッドの残量を確認して、消耗してしまったら交換をしなければなりません。
ちなみにプジョーの場合、
国産の車と違いブレーキパッドにはウェアインジケーター(運転者に注意を促す機構)が付いていませんので、パッドの残量がなくなってしまっても気づくことが出来ません。
(プジョーでも一部車両には電気式のインジケーターが付いております)
な・の・で!
しっかりと点検、確認作業が必要なのです。
さて、ここで一つ。
上の写真をご覧下さい。
この茶色い錆びたリングは何でしょう?
まぁ、この流れから言うとおわかりだと思いますが・・・・・
正解は、こちら!
↓↓↓↓↓↓
ブレーキのディスクローターでした。
?????
っえ!?なにこれ?と思いますでしょうが、これディスクブレーキなんです。
なんでこんな状態になってしまったかと言いますと、
パッドが消耗している状態でそのまま走り続け、パッドが完璧になくなってしまい、パッドの台座部分でディスクローターを挟んでいたためにディスクローターが極度に磨耗して、
最終的にこの様な状態になってしまったというわけです。
見てるだけで恐ろしいですよね。
ここまで破損をしてしまいますと、かなりの高額な修理費になるうえに命にかかわる事になってしまいますので注意が必要です。
さぁ、こんなことにならないためにもパッドの点検、確認が重要なのです。
さて、どのように点検するかと言いますと・・・・・・・
ホイールの隙間からチラリとのぞくだけです!!!! 以上。
え?これだけなの?
はい。そうです。
基本的に大体の車両はホイールの隙間から目視で確認が出来ます。
(一部車両に関しましては確認ができないものもございます。)
でも、どこを見ればいいの?
はい。それは、ディスクローターに直接接触している部分がパッドになりますので、この部分をチェックしてください。
この部分の厚みが減ってくると交換時期が近くなるというわけです。
どうでしょうか?
ブレーキは車にとって一番重要なパーツです。
車は走ったり、曲がったりする事が出来ても、止まることが出来なければただの危険な乗り物になってしまいます。
なので、ブレーキ廻りの点検は日々行うことが大切です。
まずは簡単な点検方法で確認し、未然に防げる事故、トラブルをなくしましょう。
もしも、その他に解らないことなどございましたらお気軽にご連絡下さいませ。
それでは、また。