おはようございます。こんにちは。こんばんは。サービススタッフの大室です。
まだまだ埼玉、東京でも雪がちらつくこの季節。
吹く風は冷たく、身が凍りつくような日が続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さてさて、今回のブログはスパークプラグのメンテナンスについてお話したいと思います。
スパークプラグというのはエンジンに火を入れる為の点火プラグのことを言いますが、
このスパークプラグは基本的に消耗部品になりますので定期的な交換が必要になります。
スパークプラグは電極の先端から火花を散らし、エンジンのシリンダー内に噴霧されたガソリンに直接点火をさせる物で、エンジンを動かすための重要な役割をしております。
そのスパークプラグですが基本的に交換時期は通常の物であれば約2万キロ、または車検の時に交換をお勧めしております。
また、スパークプラグには寿命が長く点火性が良いとされるイリジウムプラグと言う白金プラグもございます。
ところで、
「通常のプラグやイリジウムプラグってネットで安く買えるし、工具があれば自分で出来ちゃうから・・・」とお考えの方が結構いらっしゃるみたいなので・・・・
はい、確かに。
ご自分で作業をすれば安く済ませることが出来ます。
ですが、ご自分で交換される場合、知識や経験があれば良いのですが、
ネットで見て簡単に出来そうだからと言って作業をされる方・・・・・要注意です。
スパークプラグの取り付けには規定の締め付けトルクがあり、締め付けトルクが多すぎても少なすぎてもスパークプラグやエンジンに不具合を生じることになります。
正しい取り付け方法ですが、まずは手でスパークプラグを正しくねじ込み、指で回らなくなるまで閉めて行きます。この時、スパークプラグが斜めにねじ込まれていますと、エンジンのネジ山を傷めてしまう恐れがありますので違和感があればすぐに外してください。
指で閉め込んだあとはスパークプラグに適したプラグレンチとトルクレンチを使用し、
正しい締め付けトルクで締め付けます。
作業はこれだけで簡単に説明をしましたが、出来ることなら知識や経験が無い方はプロの整備士にお願いすることをお勧めいたします。
ちなみにスパークプラグを締め付けすぎると上の写真のような状態になってしまう事もあります。
(左2本が正常。右2本が折れてしまったプラグ)
折れてしまったスパークプラグの先は、エンジンのプラグホールにねじ込まれたまま
そして、これが折れてしまったスパークプラグの先。
今回このようになってしまった原因は、プラグの締めすぎ&プラグのネジ山に付着したカーボンやオイルの焼き付きによるものでした。
スパークプラグはとても重要なパーツなので、メンテナンスを怠ったり作業ミスで損傷をしてしまいますと場合によって高額な出費になってしまいます。
愛車を大切に長くお乗りいただくためにも、プロによる点検、整備をオススメいたします。
※尚、ご自分で作業され、それにより各機構に不具合が生じた場合は全てご自身のご負担になりますのでご理解下さい。